高山辰雄 静物 15号

【略歴】
1912(明治45)年~2007(平成19)年
大分市生まれ。

東京美術学校(現東京芸術大学)卒。松岡映丘に師事する。
1934(昭和9)年、第15回帝展に「湯泉」を出品し、初入選。
1936(昭和11)年、東京美術学校卒業。卒業制作の「砂丘」は同校の買い上げとなる。
1946(昭和21)年、第2回日展に「浴室」を出品、特選となり、1949(昭和24)年第5回日展に出品の「少女」で再び特選となる。
1960(昭和35)年、日本芸術院賞受賞。
1965(昭和40)年、芸術選奨文部大臣賞受賞。
1970(昭和45)年、日本芸術大賞を受賞。
1972(昭和47)年、日本芸術院会員、翌年、日展常務理事となる。
1975(昭和50)年から1977(昭和52)年まで日展理事長を務める。
1979(昭和54)年、文化功労者となり、1982(昭和57)年、文化勲章を受章。
翌年、大分市名誉市民となる。
戦後から亡くなる前年の2006(平成18)年まで、毎年日展に出品し続けた。
2007(平成19)年9月14日、95歳で逝去。

人、道、空をモチーフに人生、生命、愛情を幻想的な深い色彩で描き、現代日本を代表する日本画家である。